未明少女 完成版

娘の無事を知ってから約一週間。
短期間で完成させられたのは、空木という旧友の助けと
不思議な出来事があったおかげだ。

制作中、主人公の金澤かな自身が
物語を導いていると感じる瞬間があった。

それだけではない。
物語が進むにつれて、彼女が本当に私に近づいてきているような
彼女が娘と重なって交錯し、あたかも実在しているかのような
そんな感覚に何度も陥った。

やがて、金澤かなにも、間に合わせではない
心から納得できる結末を迎えてほしいと思うようになり、
不眠不休で一心に描き続けた。

こうして彼女に背中を押されるように、
『未明少女』は完成へと向かっていった。

娘ももうすぐ帰ってくる。

これからは娘と向き合い、もう一度父親をやり直すつもりだ。
いずれは漫画家としても再出発したいと思っている。

もしみなさんが今後、私たちや金澤かなと出会うことがあれば
どうか応援してほしい。

私たちの物語はこれからも続いていくのだから。

シュバラパン 改め
堺 恭衛

未明少女 完成版

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